子どもたちの幸福のために 大人ができること

特集記事

令和7年2月28日に
タントクルセンターとオンラインで開催された 連続講座第3回目のレポートを紹介します!

生きているだけですごいんだ
子どもたちの幸福のために大人ができること

本当は学校に通いたい子どもたち

「たかが学校、されど学校」こ れが、子どもの居場所づくりに 関わるようになった私の活動の 原点です。不登校の子どもは 「学校嫌いな子」と思われがち ですが、それは違います。 学校 が安全・安心で楽しく学べる場所なら、本当は行きたいのです。それが叶わないことで、どれだけ多くの子どもが苦しみ、自ら命 を絶ってしまったことでしょう。子どもにとっては「たかが学校」ではなく、「されど学校」なのです。

現在の教育システムの問題点

なぜ、学校は楽しい場所になら ないのでしょうか。その主な要因は、明治時代から続く教育システムにあります。学習指導要領の 下、同じ教科書を用い、同じ学習 内容を同じペースで学び、そし て、テストで比較されます。学校 は本来、一人ひとりの「好き!」「楽しい!」「なぜ?」を追求する場所であるべきなのに、学びの中心に子どもはいません。挙げ句に、登校できなくなると、「学校不 適応児」とレッテルを貼り、学校 に適応させようとします。それが 間違いなのです。問題なのは、「学校に適応できない子ども」ではな く、「一人ひとりの子どもに適応できない学校」なのです。

新しい教育システム 創造への視点

人工知能などの科学技術が 進歩した時代に学校教育に求 められるのは、教科書を覚え る力ではなく、目標に向かっ 頑張る力や人とうまく関わ る力といった非認知能力を育 むことです。それには、学びの 中心に子どもを置き、一人ひ とりの違いを尊重しながら多 様な学びと育ちを保障しなけ ればなりません。そして、「学 校は“自分の好き”をとことん突き詰められる場所」「教師 は、一人ひとりの子どもを起 点とした学びの支援者」という新しい教育がシステム化されれば、子どもは苦しみから 解放されるはずです。

「大丈夫!」の種を蒔いてあげよう

学校の在り方に加え、親の役割も重要です。親が子育てに不安を抱くと、子どもは自信を奪われてしまいます。逆に、安心感で包んであげると、子どもは自信を持って生きていきます。大切なのは、「大丈夫!」の種を蒔いてあげることです。

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よその子どもと比べて育ちが遅いのではないかという不安

生まれてきたこと自体が奇跡なのです。存在そのものを愛し、「生まれてきてくれてありがとう」「あなたがいてくれて幸せだよ」を届けてあげましょう。

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我が子の「できる」「できない」が親の評価に結びつくのではないかという不安

親ができることは「きちんと食べ られているか、眠れているか、ウン チが出ているか」に気を配ること 気を配だけです。子どもは自分で育つ力 を持っています。魔法の言葉である「きっと大丈夫!」を掛けながら見守ってあげましょう。

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不登校のままでは社会性が身につかないのではないかという不安

社会性の基本は「人を信じられる力」です。周りに一人でも味方だと思える人がいれば社会性は身につきます。親こそ味方になってあげましょう。

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ゲームを取り上げないと、ゲーム依存症になる のではないかという不安

不登校の場合、ゲームは命をつなぐ大切なコミュニケーションツールです。興味をひかれる別の対象が見つかれば、ゲームから自然と離れていきます。

幸せを実感できる社会の実現

昨年、不登校児童生徒が過去最多となる約35万人に達しました。もう、待ったなしです。これ以上、苦悩する子どもをつくるわけにはいきません。学校改革、そして、大人の意識改革を進めて、「生まれてきて良かっだ!」「生きているって楽しいよ!」と思える社会をみんなで実現していきましょう。

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